ドメインとは
★インターネット上に存在するコンピューターを認識する際に使用される、ルールに従って作られた文字列。
例えるなら、インターネット上の住所のようなもので、重複する住所が無いように同一のドメインはありません。
・厳密には、WEBサイトがどこにあるのか判別するのはドメインに紐ずくIPアドレスなんです。
IPアドレス「000.00.00.00」のような数字で構成されている文字列ですが、数字だけの住所は覚えにくいのでドメイン名に変換してWEBサイトの場所を示します。
000.00.00.00=test.com
つまり、ドメインとは「IPアドレス」を覚えやすくす表示するものなのです。
★共用ドメイン
さくらインターネットの場合はサーバーを契約すると、「アカウント名」と「さくらインターネットのドメイン」を組み合わせた共用ドメインが提供される。
これもドメインですが、「さくらインターネットのドメインの一つ」という位置づけになります。さくらインターネットが所有する土地の一区画を借りるイメージです。
独自ドメインとは
「独自ドメイン」は、自分だけが使える専用のドメインです。ユーザーが独自に名前をきめることができる。
ドメインの種類
ドメインは「.(ドット)」で区切られています。
「.com」など一番右側の部分をトップレベルドメインとよび、その前にあるものを「セカンドレベルドメイン」とよび、その前にあるものを「サードレベルドメイン」とよびます。
「.ピリオド」ごとにレベルが変わり、右にいくほどレベルが上がる。
このトップレベルドメイン「.com」などの文字列によってドメインの種類がわかれており特徴が異なります。
★ユーザーから信頼してもらえる
フリーメールアドレスを使用していたり、サイトのドメインが無料ドメインだったりすると「誰でも無料で取得できるアドレスやドメインしか利用できない」という悪印象を相手に持たれてしまうこともあります。
企業ならなおさらのこと、独自ドメインを取得すれば企業名などもそのままメールアドレスやURLに反映させられる。どこの企業のものか理解しやすく、信頼性も向上するでしょう。
★SEO対策がおこないやすい
URLに独自ドメインを利用するのはSEO的にも効果があります。
レンタルサーバーやCMSなどから提供される共有ドメインを使うと提供先の評判を借りてアクセス数を伸ばせますが、SEO対策がしにくく、提供先の悪い評判のそのまま反映されてします。
独自ドメインを使用して運用すれば、細かなSEO対策が可能であり、大きな効果をもたらしすことができる。
★固有のメールアドレスが使える
独自ドメインでメールアドレスを取得した場合、WEBサイト名とメールアドレス名を統一することができて、統一したほうが認知されやすい。
また、共用アドレスを利用していて、何らかの都合によりアドレスを変えなければならないことになれば、損害は甚大になる。
★取得/更新/移管時の費用
ドメイン選びで最も重要なポイントは「取得/更新/移管」などの費用です。
・取得時:ドメインを取得した時に発生する費用
・更新時:ドメインには期限があり、更新するときの費用
・移管時:ドメインを他の事業者に移動させる時に発生する費用
上記の費用はドメイン事業者によって異なるので事前に確認しましょう。
ドメイン取得時の費用が安くても、更新料金が高い場合があり、「やすいから」といってすぐに契約するのはやめましょう。
「取得/更新/移管」時の費用をすべて確認して、納得した上でドメインを取得するのをおすすめします。
★用途に適したトップドメインの取り扱いがあるか
利用する用途にあわせて、トップレベルドメインは決まる。
自分の用途に適したドメインが何か、それがあるか確認する必要がある。
分野別トップレベルドメイン(gTLD)
分野別トップレベルドメインは利用者の居住区に関係なく誰でも取得できるドメインです。具体的には下図のような種類があります。
ドメインの種類 | 特徴・主な用途 |
.com | 主に企業や商用サービスを対象としたドメイン |
.net | 主にネットワークサービスの提供者を対象にしたドメイン |
.org | 主に非営利団体を対象にしたドメイン |
.biz | ビジネスを目的に利用されるドメイン |
.info | 主に情報の提供者を対象としたドメイン |
・国コードトップレベルドメイン(ccTLD)
国コードトップレベルドメインとは、国ごと、地域ごとに割り当てられたドメインで、基本的にはその国の地域に在住する個人(団体)でないと取得できない。
ドメインの種類 | 割り当てられている国/地域名 |
jp | 日本 |
cn | 中国 |
gb | イギリス |
eu | ヨーロッパ連合 |
ru | ロシア連邦 |
・属性型JPドメイン名
属性型JPドメイン名とは、「JP」ドメインのなかでも、トップレベルドメインの前の文字列になるセカンドレベルドメインに指定の文字が入ります。セカンドレベルドメインに指定される文字列ごとに、取得可能な組織が限定されます。セカンドレベルは下図のように指定されています。
ドメインの種類 | 取得できる組織 |
co.jp | 日本国内に陶器のある会社・企業 |
or.jp | 特定の法人組織 |
ac.jp | 学校教育法などで認められた学校 |
go.jp | 日本国の政府機関、各省庁が管轄する研究所、特殊法人 |
ne.jp | ネットワークサービスごとに登録可能 |
★取得できるドメインの種類を比較
取得できるドメインの種類は、ドメイン会社によって大きく変わってくる。
扱っているドメイン種類を調べたところ「お名前ドメイン」や「ムームードメイン」などGMO系列のドメイン会社が多くの種類を登録できるようになっています。
目的にあったドメインを探してください。
会社名 | ドメインの種類 |
ゴンベイドメイン | 1040種類 |
お名前.com | 580種類 |
ムームードメイン | 400種類 |
名付けてねっと | 70種類 |
スタードメイン | 49種類 |
エックスドメイン | 70種類 |
FC2ドメイン | 32種類 |
★Whois情報公開代行があるか
ドメインを取得すると、Whois情報を公開する必要があります。
【Whois情報公開とは?】
特定のドメインを誰が所有しているのかを示す公開情報のこと。ドメインを取得時に入力した、メールアドレスや名前などが一般に公開される。
しかしWhois情報公開代行を使えば、個人情報が公開されることはありません。Whois情報公開代行サービスを利用すると、ドメイン事業者が用意した別の情報がWhois情報上に表示される。
ドメイン取得時に個人情報を公開したくない場合には、Whois情報公開代行があるかどうか確認しましょう。
★レンタルサーバー事業者が無料で独自ドメインを提供
近年、多く見るようになったサービスです。
新規でレンタルサーバーを契約すると、独自ドメインを初期費用無料で提供してくれます。さらに、契約したレンタルサーバーを更新して利用し続ける間は、独自ドメインの更新料が無料になる。
サーバーと独自ドメインをセットで管理することで、更新をせずに失効するリスクを少なくできる。独自ドメインが無料で使えるのはとても魅力的ですね。
サービス会社 | 無料ドメイン |
Conoha WING | 永久無料ドメイン2個 |
Xserver | 永久無料ドメイン1個 |
ロリポップ | 無料ドメイン1個 |
MIXHOST | 永久無料ドメイン1個 |
お名前ドットコム | 無料ドメイン1個 |
※サービス適用には諸条件があります
お名前.com
お名前.comは最も有名なドメイン取得サービスの一つで、GMOグループが運営しています。
580種類以上のドメインから好きなものを取得して利用可能。
お名前.comのレンタルサーバーと一緒にドメインを取得すると、独自ドメインの初期費用が実質無料で取得できて、レンタルサーバーの契約を継続し続ければドメインの更新料が無料になる。
Whoisの代理公開も利用可能です。
ムームードメイン
GMOグループのドメイン取得サービスです。
・ロリポップ!
・ヘムテル
・グーペ
といった関連サービスに簡単にドメインを設定できるのがメリットです。
ロリポップ!で新規契約をする場合は、ドメインの取得費用と更新料が無料になるキャンペーンがあるので、是非ともあわせて利用したいものです。
Whoisの代理公開も利用可能です。
Xdomain
トップクラスの人気を誇るレンタルサーバー「Xserver」の関連サービスです。
Xserverで新規契約すれば、ドメインの取得費用と更新料が無料になるキャンペーンがあるので、断然お得に独自ドメインを取得できます。
Whoisの代理公開も利用可能です。
ゴンベエドメイン
「ゴンベエドメイン」は国内で最もドメイン取扱数が多いサービスです。最大手のお名前.comよりさらに多い1,000種類以上のドメインを取得できるようになっています。「.com」といったありきたりなドメインではなく、競合にはない変わったドメイン名を登録したい」という方にはおすすめです。
ただし全体的な利用料金は割高です。普通のドメインを使いたい方には他サービスを利用しましょう。ちなみに有料でWhois代行も利用可能です。
バリュードメイン
GMO系のドメイン取得サービスの一つです。
複数のドメインを購入すると割引を受けられるのがポイントです。複数Webサイトを運用する必要がある場合に使えるサービスとなっています。
Whois公開代行も可能です。
Star Domain
「Star Domain」はドメイン取得時に、レンタルサーバーもいっしょに借りられるのがメリットです。サーバー料金は掛からないので「ドメイン料金だけでサーバーを運用してみたい」という方にもおすすめできます。年額33円からドメインを取得できる手軽さも魅力になっています。
また利用すると運営会社の「ネットオウル株式会社」関連のサービスに使える「ネットオウルポイント」が貯まるのでお得です。無料でWhois公開代行サービスも利用可能です。